餃子は縁起物

餃子は中国語で「ジャオズ」と発音します。

 アクセントが少し違いますが子供を授かるという意味の「交子」と同じ発音であることから大変縁起の良い食べ物として扱われてきました。日本の「ギョウザ」は、中国での焼き餃子「鍋貼」の発音「(グ)ゥオ・テイ」と水餃子や蒸し餃子に使われる「ジャオズ」が混ざって「ギョウザ」になったようです。三日月のような半円形をしているギョウザが多いのは、中国で使われていたお金が半円形だったことが由来しています。お正月などに食べる料理として昔から食べられている食べ物なので福を呼び込む縁起の良い形で作られていました。また、丸い形や巾着のような形になっているものが多いのも、昔のお金と同じように縁起のよい円やお財布、桃の形をかたどったもので、餃子が毎日の生活に密着している食べ物だということがわかります。